講談師・神田陽司のテキストブログ


by yoogy
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カテゴリ:旅行( 3 )

小田原北條五代祭り

今年も五月三日がやってきた。

もう12年めにもなるのか、北條五代祭りのオープニング講談。

出番はほんの少しなのだが、毎年楽しみにしている。

市民数千人が武者行列を組んでパレードで参加する、その根本の「物語」を語らせていただくのは身にあまる光栄・・・というより「講談」というもののもっている魅力の本質を体現できる気がするからだ。

かつてここでこのようなことがあった、自分たちは、その延長を生きている。そのことに誇りを持とう、その意味を未来に活かそう。そういう、ともすれば説教くさいテーマが、五月の陽光の下で語られると少しも窮屈なものに感じられない。

毎年、ここでの出来が、自分の語り部としての到達点をあらわしているような気がする。

もう10年も前に、歴史見聞館で耳にした「長宗我部元親」の名前。振り向くとそこにはガングロ・ギャルの姿が・・・あの時から今日の「歴女」ブームを私は予測していました。本当です。

自分達のルーツを「感じる」ことは、それを否定するにしろ肯定するにしろ、自分が社会的存在であること、歴史的存在であることの自覚をうながしてくれる。これは実に大きなことだと思う。素晴らしいことだ思う。



来年もお呼びがありますように。
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by yoogy | 2009-05-04 14:14 | 旅行
人生をマラソンにたとえるなんて、まあオリジナリティに乏しいことだとは思うけれども。

サラリーマン辞めて講談師になる時、ひとつの賭けをした。
お盆休み(などというものは月刊誌の編集者にはなかったが)を取って、故郷の兵庫県から東京まで、50ccのバイクで戻ってこようと計画したのだ。人にそのことを話すと「無謀だ、途中で腰でも痛くなって、バイクを置いてくることになるからやめろ」と言われた。自分では「ぜんぜん簡単」と思っていた。

芸人になることもこれと同じと考えたわけだ。30歳近くなってからの転職、しかもまったく別の世界。人に聞けば止められるに決まっていた。だが「ぜんぜん簡単」とどこかで思っていた。だから、決断をこの賭けに託そうと。

結果は「ちょっとだけ簡単じゃなかった」けど予定を大幅に上回って、尼崎を出発して三日目の正午には東京に戻ってきた。

その二日目のゴール、目標達成をまさに確信できたのが駅伝の折り返し地点の箱根芦ノ湖だった。

そして、その後何年かして「箱根関所まつり」で毎年何日も過ごすことになった。エヴァンゲリオンの舞台になっていたことが記憶に強いから95年のあと何年かだと思う。

もうひとつ。箱根に入ってからの山道のコースを、実は走ったことがある。BSの「長嶋茂雄物語」で、ちゃんと目の前を中継車から撮影しながら。しかも着物で! 最後は置いていかれるというオチだったが…。

スタートの大手町ははとバスメインの頃の職場みたいなもの。泉岳寺までのコースは全部解説できる、八ツ山橋は「徳川天一坊」の舞台。六郷橋は龍馬の舞台、横浜も解説できる、みなとみらいは昨日も仕事に行ってきた、藤沢は亡き師匠のターミナルケアの場所、小田原は5/3の北条五代祭りはオープニングを毎年やってる。秀吉の一夜城に湯治あと、箱根富士屋ホテルと、どこもかしこも記憶に残る場所ばかり。

思えば遠くへきたもんだ。そんな思いを強くするのが箱根駅伝。

今年は5区の山登りに挑むつもりで折り返し地点をめざしてみようか。

熱力学の解説原稿が待ったなし。のんびり中継を見ているつもりはない。
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by yoogy | 2008-01-02 10:52 | 旅行

老松古柏影蒼々


山道を一時間ほど。時にはロープを伝うしかないような急坂をのぼって、講談にする禅師の座禅の場所まで登ってきました。正直キツかった。

二年前は浄土宗を調査していろいろ救われましたが、今回は間違いなくどこかで参禅することになるコースをまっしぐらです。

タイトルは、禅師がそこで詠んだという七言律詩の一行。


深山なのに…海が見える…最高の場所でした。




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by yoogy | 2007-12-06 23:45 | 旅行