講談師・神田陽司のテキストブログ


by yoogy
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「講談 原子力発電」ニコ動やYou Tubeにあげたら芸人人生は終わる

以下、エイプリルフールにあらず。
私は生れてからウソをついたことがありません。


本日、木馬亭の出番。

「え~浮世の憂さを忘れようとしてお運びいただいたお客様には申し訳ありませんが、私は今起こってることを言わないと気がすまないもので…」
「原子力発電、なんていうとワケがわからないでコワイと思うワケですが、フツーの火力発電とどうちがうかといえば、フツーの火力発電は、石油やら石炭やら天然ガスを炊いてヤカンをあっためて中の水がピー! と吹き上がってこう、グルグルと磁石の中でタービン回して発電してるワケです」
「で、原子力発電はどうちがうかというと、この石油とか石炭の代わりに
<ウラニウム>という練炭を炊いてるワケですよ」


「みなさんの世代ならおわかりですよね? ほら、練炭てなかなかいこらないでしょう? 上に紙クズのせて、七輪で下からパタパタと。でも、一旦いこったら簡単には消えない。アレです。<ウラニウム練炭>これをつかってヤカンをピー!と沸かせてるのが<原発>なわけです」

(注・いこる=熾る=おこる)

「さて、今回の事故ですが。丈夫な火鉢の中にカンカンにいこっている時に、グラグラグラーッ! と揺れて、ヤカンの水をバーッ! と練炭にぶちまけちゃった。これが最初の爆発です。灰がモクモクモクーッ とあがって…。まあ、練炭の灰ならおモチ落としてもパッパッとはらえば食べられますよね。ところが、この<ウラニウム練炭>の灰には毒があるから困っちゃうわけです」

「そして何より困るのが、練炭が消えないことなんですよ。いこりにくいものは消えにくい。水をかけても簡単には消えません。ほっとけば、火鉢ごと燃やしてしまうわけですよ。これがチェルノブイリなわけで。それでもう、東京消防庁なんかが必死でバーッと水をかけた、それで温度が下がってきてる、それがまあ、今の状態なんですよ・・・」

(この項続く)





「この<ウラニウム練炭>はそれこそ、何年も何年も冷やさないと火が落ちないので、これからも水はかけなくちゃいけません。でももう、火鉢まで燃やしてドカーンてことはないでしょう。なぜって、なにしろ火鉢まで燃えると世界中に毒の灰が飛ぶので、もう、火消しの組がみんな集まってきて、フランスの「ふ組」とかアメリカ「あ組」とかがドイタドイターってやってきてるんで、まず大丈夫、爆発はありません」(と断言してしまった)。

「ただ、水をかけてりゃとうぜん、灰を含んだ水がしたからジャージャー出ていくので、この水をなんとかしなきゃいけない。いまここです。これが海に広がっても困りますし、土壌を汚染しても大変。ただまあ、これが東京まではなかなか来ないでしょう。もういっぺん雨が降ったら、また数値が上がるようなことはあると思いますが、まあ灰がまたバッーと広がらないかぎりは安心していいでしょう」

「だいたい、ヨウ素131とかが水にまじってても、何十年か経って、たとえば40年後に甲状腺ガンが増えるとか、そういう程度です。だから、赤ちゃんやなんかは、働き盛りでガンになっちゃ可哀相っていうんで、極力灰の入った水を飲まないようにしてるワケです。40年後…みなさん、心配ですか? だいたい、あの、<安定ヨウ素剤>、あれ、40歳以上には配ってもらえないんですよ、私もみなさんも(笑)」

(この「40年」は濃度の問題もあるし、言い過ぎかと思いつつ…)。


このあとももう少しネタがあったが、今日はこのくらいで。

内容におかしなところがあれば、ぜひご指摘いただきたいと思います。

ほおっておくと動画をあげたくなってしまいそうです。
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by yoogy | 2011-04-01 15:51 | 高座