講談師・神田陽司のテキストブログ


by yoogy
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「MIXI日記」からのお引っ越し。【『足あと』のあとさき】

家にいることが多い。

時には一週間くらい家から出ないこともある。オーバーではない。数分間コンビニに行くだけの外出を「出る」と表現しなければ一度や二度は達成している。

そういう時、このミクシィ日記を書いて発散する。しばらくして「足あと」を見ると知り合いの名前が表示される。基本的には「顔の浮かぶ相手」のみをマイミクにしているので「おお、この人はこの日記をどう思ったかな」と考えたり、人間の基本欲求である「交流」がこうして代償される。

すでにその「足あと」はない。何日か前から噂は知っていたが「キリ番」がわからなくなるとか、時間が表示されなくなるとか、その程度だと思っていた。まさか「当日」単位ですらわからなくなるとは思ってもいなかった。

次の週にまとめて表示されても、どの日記を読んで行ったかは想像することもできないし、リアルタイムな相手の存在感を感じることはできない。

このことに不満を訴えることはできるだろうが、もとより無料会員でもあるし、日記などという拡張機能よりうまくすれば利益のあげやすい「アプリ」に金を使ってくれという明確な方針の結果であれば、もはや後戻りはないだろう。

たまに「先週の訪問者」に懐かしい名前を見ることがあっても、それはもう同じく過去でしかなく幻を見た夢を見たような、いっそう寂しい感慨を呼び起こすだけかもしれない。

世界は常に変わっている。不変のものなどどこにもない。人も、花も街も風もみんなおなじだ。

たぶん、これからもミクシィ日記は書き続けるだろう。だが、その手ごたえのなさゆえに筆はにぶってゆくだろう。「交流」の代償というだけなら某掲示板の方がリアルタイムだし、より匿名になることを厭わなければミクシィよりも心地よいといえる。

もうひとつ方向がある。

ブログやツイッターやフェイスブックで「猫かぶり」をやめることだ。

仕事上の手段とか、営業目的の部分をほぼすべてとっぱらって、ミクシィ日記と「同じ」で「オタク系講談師」ではなく「神田陽司」として発言することだ。

いや、この日記だってそれなりに気は使っている。差別的な表現や後あと恥を書きそうな感情に任せた叫びなどは控えている。ならば、別に公の名前で書いてもそれはかまわないのではないか?

もともと、せいぜい主に十数人に向けてのメッセージであり、数人の足あとしか見込めてこなかった「ミクシィ日記」から卒業するチャンスなのかも。

「脱原発は日本の国益を損なわない形で進められるべきである」くらいの「発言」は自分の責任でちゃんとできる人間になってみようかと思う。
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by yoogy | 2011-06-14 17:10